調律の帝国

見沢知廉。享年46歳、自死(2005年)。ヲレと変わらない年齢だが、信じられない経験を積んできている。

調律の帝国 (新潮文庫)

調律の帝国 (新潮文庫)

純文学として丁寧に書かれた小説であるが、テーマはやっぱり監獄。素材が同じなので、他の体験本のイメージは払拭できない。というか、著者の12年間の監獄生活に基づく私小説もどき。読む順番としては、『天皇ごっこ』の次当たりに読むのが良いかもしれない。

この本もブックオフ某店で105円。この店だけで見沢知廉のすべての本を読めそうだ。