2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧
予告編を見ていれば、何が起こりそうか容易に想像できるストーリ。では、先が読めそうであるからつまらないかと言えばそうではない。先が判っているから怖いこともある。昨日読み終わった中島梓著『転移』なんかもそう。5月に亡くなるのが読者は判っているの…
20年も前からよく遊んで戴いた先輩が亡くなった。もう退職なされて6年ほど経つが、出棺後、奥さんの希望により以前勤めていた職場の前を通って火葬場に向かった。沢山の当時の同僚らが見送りをした。今年の3月、別の2人の先輩達と一緒に長野に旅行に行く予…
お借りしたPHILIPS ドッキングスピーカー Fidelio DS8500 を視聴してみた。今回のこれ、フィリップス Fidelio タイアップによるモニター企画である。ヲレの生活の中心が、自分の部屋のiMacの前ということで、その横に設置する。かなり大きめ。iMac は27イン…
救命医フェチ・アンド・ジェネラル速水フェチにヲレには、読み進めるのが勿体なくなる。いや、それほどの面白い。こういうテーマを持ってくるのは海堂尊のファンサービスの一つなんだけれども、読者としてはその作戦に見事はまってしまっている感じ。剣の世…
もう10年以上も前のことか、twitterもFaceBookもブログも無かった頃、HTML言語をポチポチ入力しながらホームページを作っていた頃、デビューしたての高嶋哲夫の小説を「つまらない」と掲載したら、本人から「つまらいとか面白いとかいろいろ評価があります。…
今野敏、軽いよなー。公安警察もの、とくに外事警察なんて、地味で喑の雰囲気が漂って何ぼの世界なんだけれども、これじゃあラノベ。中高生向け?様々な謎やらが明らかになっていく経過も、都合良く段取り良すぎでつまらない。その展開も先々が容易に見えて…
Be.BIKE ミニベロ Type-Rを2006年5月(5年前)を購入しているだが、最近、バイクでいうギア抜けみたいな症状が出てきたので修理にだしたら、シフトレバーの交換ということになった。Be.BIKE Type-R は小径車(ミニベロ)であるので、SHIMANO Capreo が採用さ…
再び梅を3kg戴いたので、2kgを梅ジュースに、1kgを梅干しにすることにする。今年2度目なので、段取りよく作業をする。これで一夏中の梅ジュースが生成されそう。6月12日に仕込んだものは、ほぼ完成状態。うまくいった。量的には、2kgの梅に1.5kgのグラニュー…
有川浩の小説がだんだんとつまらなくなってきた。小説の中に作家が出てくる時点でネタ切れだと思う。ただし、機微な人間関係をさりげなく構築していく手法はさすがだ。そこだけは認めなければ。もう一つ、この本の印税すべてが東北大震災に寄付されるという…
6月5日に植えたゴーヤだが、2週間でほんのちょっとしか生長しない。大丈夫か。でもね、最近、生きようというゴーヤの必死さが窺えて嬉しい。ツタが伸びている。5メートルも用意した網の最下に絡まっている。細い、細いツタであるが、必死に掴んでおる。健気…
今日は勉強になった。明治29年新編教育唱歌「夏は来ぬ」の3番。歌詞の意味を問われて調べてみる。 橘の かおる軒ばの 窓ちかく 蛍とびかい おこたり諌(いさ)むる 夏は来ぬ 牧歌的な日本風景が目に浮かぶ。先日も蛍の舞う小川に行ってきたが、こういう景色…
高村薫を読むのは久しぶり。この小説は平成3年の刊、20年前だ。読むのなら文庫版で。400枚ほど追加して書き込んでいる。でも、相変わらず判りにくい表現と構成。それでも我慢して読み続けるとなんとなく全体像がなんとか見えてくる。読者に優しくない小説、…
親子の関係は、こうあるべきか。自分の子育て、子供との関係、どうすると考えさせられる。著者、沢木耕太郎の父親に対する尊敬、敬意の気持ちや感情が行間からにじみ出る。有名であるなしは関係ない。私の祖父がそうだった、石仏を研究し、発掘し、スクラッ…
これは辛い現実。2年前に意識不明で入院し一月間、一言も喋ることなく亡くした親父のことを思い出したり、もし妻が、自分がと置き換えたりして読む。著者はフォトジャーナリストなので、事象の切り取り方や現状判断が冷静なだけに、その文章はリアルに感じる…
お世話になっている方に梅を戴いたので、今年も梅ジュースを作ってみることにした。作り方は、ちょうど1年前の今日にやってみたのとまったく同じ。 梅ジュース(仕込み編その1) http://d.hatena.ne.jp/tipitu/20100612/1276349214 昨年、最後までグラニュ…
前評判がとても良かったのでずっと気になっていたのだが、読まずにいたもの。文庫本で600ページ弱もある。小学生の頃から月刊誌の『丸』を購読し、漫画では松本零士の戦記物、貝塚ひろし『烈風』、ちばてつや『紫電改のタカ』なんぞ愛読し、小説では豊田穣や…
いねむり先生は、色川武大=阿佐田哲也のこと。著者の伊集院静も含め崇拝する作家の一人だ。過日の「情熱大陸」での伊集院はとても良かった。録画して3回観た。ああいうオヤジになりたい。ヲレ的には、伊集院静と沢木耕太郎は精神的な感覚的では同じ所に位…
震災後、相変わらず鬱屈する気分に清水を注ぎ込むような爽やかさを感じさせてくれる小説。クリスマス・イブにに起こる泣ける奇跡。チープと言えばチープであるが、そんなこと関係ない。戦争の悲惨を描いた『永遠の0』と同じ著者かと疑問に思ってしまうほど…
一言で表現すれば、怖い。ヲレは、グロ、ホラー、痛い画が苦手なのだ。それなのにこの映像、痛すぎる、グロすぎる、怖すぎる。演出・演技が素晴らしすぎて、すべてが恐怖の雰囲気が漂う。なにもされていないのに激痛がヲレの体を突き抜けたよ。手法としては…
金曜の夜中になると食べたくなるカップラーメン。開放感をね、胃が期待する訳ですよ。今回は、「ハリガネHARIGANE」。極細で堅いからハリガネのイメージだと。パッケージもグレーを基調に無機質っぽい。普段、お店では注文時可能であれば、「バリかた太麺で…
2009年に初挑戦した緑のカーテン、2010年は多忙によりそんなことを考えている暇なし、2011年の今年は再度挑戦してみる。節電云々ということではなく、植物を育ててみるという試みの一つ。多分、歳をとったからだと思う。規模、位置は2009年と同じ。縦5メート…
ちょっと書名に騙された感ある。ホラー・ミステリーのタイトルじゃないな。誉田哲也なんだから、それなりに爽やかなのか悲しいものなのか、そんなのを期待してしまうではないか。と文句垂れても、主人公の瑞希の性格が揺れ気味、終盤のオチのズルなど、そう…