審判

3年半、刑務所暮らしをした田代まさしの本。刑務所関連の書籍は、手に取らざるを得ない。

どうしようもない田代まさしなんだけれども、この本から伺える田代まさしもダメだなあ。いまだ我が儘だし、自分勝手だし、甘えているし、だらしない。反省したり後悔をしていることはわかるのだけれど、文面からはダメダメの雰囲気が漂ってくる。

田代まさしの場合は、収監された理由がなさけないので、自分に近いところにありリアルに感じる。連続殺人とかビル爆破みたいな過激な犯罪でないところ、例えば、見沢知廉の体験した刑務所のような迫力とか陰湿さとか絶望さという点だ。同じ国の刑務所とは思えない。

とにかく、田代まさしのいい加減さに激しく嫌悪感を感じ、読後感悪し。