東海地震もどきの地震、震度6弱!

午前5時7分。ガシッガシッガシッガシッ、短い周期で叩きつけるような揺れに目が覚める。ベッドの上では何もできなかったが、頭の中では「東海地震!」と判断する。本当に来てしまった・・・と。

震度6弱の揺れは激しいが、幸いにして短い時間で終わる。灯りもつき、子供たちも集まる。娘は涙目だ。とにかく家屋も家族も無事。向かいのお袋がいる家を見てみると、こちらも大丈夫の様子。タンスや本棚は、すべて壁に固定してあったので、これが幸いしたようだ。建物は築9年、東海地震の震源域なので耐震設計が絶対の条件として建てたもの。

断水が想定されたので風呂の水を張るよう指示し、3日分の着替え・常用薬を持って職場に出かける。周辺の家の被害を確認しながら車を走らせる。屋根瓦がずれている家屋が目立つ。

職場の5階の様子。仕事中の地震だったら死んでいたかも知れないという状況。

一番の情報源は、やはりテレビ。ただし、これは確かな情報が流れるまで時間が掛かる。また、連絡方法で有効なのが携帯メール。一般通話はあてにならないが携帯メールは届く。NTTドコモのエリアメールというのも地震とほぼ同時に届くが、役に立たない。携帯の一般通話は、昼頃から確実に通話できようになる。

ヲレは、家族5人が7日間暮らせるだけの食料と飲料水を常備しているが、多くの家がそんな備えをしていない。案の定、夕方まで断水したので、水を求める人が役所に殺到したようだ。備えて下さいよ。東海地震の可能性は、30年も前から言われている。

しゃれにならないぞ。目の前でこれを見ると、ちびりそうになる。地震は怖い。本物の東海地震は、これからだ。