Lapitaのミニ万年筆「ALWAYS」

Lapita 2008年1月号』の特別付録は「ラピタ限定ミニ万年筆」第3作。書店に6冊予約して、今日届けられる。各書店では、軒並み売り切れの可能性あり。いったい発売元である小学館はどれだけ用意したのだろうか。

第2作目のスタンダール作『赤と黒』をモチーフとしてたミニ万年筆が『Lapita 1996年6月号』の付録に付いたが、そのときは噂によると12万冊用意されたとのこと。

第1作の通称「ミニ檸檬」は、丸善が創業130周年を記念して発売された、梶井基次郎の名作『檸檬』をモチーフとして限定発売した幻の万年筆「檸檬」の縮小版だ。この時の『Lapita 2005年11月号』は、いち早く察知し10冊予約購入した。書店のおばさんが、段ボール箱に入れて持ってきたものだ。

現在、「ミニ檸檬」は未開封で2つ、「ミニ赤と黒」は未開封で1つ保存している。で、今回のミニ万年筆のテーマは「ALWAYS 続・三丁目の夕日」。残念ながら、ヲレが嫌いな映画の一つだ。

キャップをした状態では、かなり細く見える(実際に細い)。長さも若干短く、かなりミニだ。手に持った感覚も、「ミニ檸檬」の方が重たく重厚な感じがする。

キャップは、回転式から上に抜くタイプになり、手軽になった。カートリッジを装着して、試し書きをしてみると、「ミニ檸檬」より滑りがよくペン先の精度は良い。「ミニ檸檬」は「当たりはずれがある」という評判で、「赤と黒」はその点がかなり改善された。この「ALWAYS」は、「赤と黒」と同等以上の書き心地。

ただし、胴軸が細くなった分、握ったときの安定感はなくなった。重さ的にも、「ミニ檸檬」位の重さがあった方が重厚感があり、安定する。「ALWAYS」は、かなり身近に手軽に使う感覚の万年筆になった。所詮、980円の雑誌の付録であるので、惜しみなく使う方が良いのだろう。ちなみに、箱は前2作と比較するとかなり貧弱で安っぽい。とても残念。

このレベルであれば、各シリーズ1本ずつ未開封で保存しておけば十分だ。したがって「ALWAYS」の4冊は、しばらく塩漬けにしておいてそのうち転売かあ。ちなみに「ミニ檸檬」は、なんと1冊が*000円で売れた。