東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ
予備知識なしで読み始めた本。上野千鶴子って誰?著者の遙洋子って誰?ってレベルだ。で、調べてみる。
上野千鶴子(引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
上野 千鶴子は、富山県出身の社会学者。専攻は、家族社会学、ジェンダー論、女性学、記号論、人類学。マルクス主義フェミニズムを唱える日本を代表するフェミニストであり、その影響力は非常に大きい。ジェンダーフリー問題や慰安婦論争など多くのイデオロギー論争に関わっている。
うむむ。
遙洋子(引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
遙 洋子(はるか ようこ)は、大阪府大阪市出身のタレント、作家、フェミニスト。 「遙洋子」と表記されることもある。 「遙」と「遥」は検索で区別されることに要注意。
武庫川女子短期大学を卒業し商社につとめていたが、女優活動を開始、朝日放送の時代劇「新・必殺仕事人」(1982年)、関西テレビのドラマ『先生お・み・ご・と!』(1982年)などに出演。
1986年から読売テレビの番組『ときめきタイムリー』で上岡龍太郎とともに司会進行役を八年間務め、テレビ番組「週刊トラトラタイガース」では川藤幸三とともに15年間近くメインキャスターを務めた。
同時に関西のテレビ、ラジオ、舞台などで活躍。
タレント業のかたわら1997年から三年間、東京大学大学院の上野千鶴子ゼミでフェミニズム・社会学を学び、その体験を綴った著書『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』(2000年)がベストセラーとなって朝日新聞のコラムを担当、以後、本格的な著作活動に取り組む。 『結婚しません。』、『働く女は敵ばかり』などフェミニズムを一般向けにわかりやすく解説した著作を出版。
現在は活動の場を関西だけではなく全国に広げ、講演や連載コラムをこなしつつ、タレントとしても活躍している。
日本舞踊で藤間流名取の資格を持つ。
うむむむむ。
なるほど。それなりの方々であるからして、やっぱりこの本も面白いはずだ。フェミニストって職場でもそういう方がいらっしゃって、どうにも苦手で相容れないのであるが、この二人の会話と著者のレベルアップの様子は、素直に受け入れることができる。自分より高い位置にいる人たちにはとても議論では勝てないというものだ。
ちなみにヲレは、性差とジェンダーの区別もつかない。けれども、ヲレは物事をなるべく簡単な方向に考えようとする志向があるが、こいつについても、結局は男と女、おのずと肉体的な違いがあることから発すると、そこには違いが出来て来るという結論しかでない。
- 作者: 遙洋子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2000/01
- メディア: 単行本
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東大・上野ゼミに入門した著者の度胸に乾杯。