TeX

職場が変わったので、新しく名刺を作った。今回は初めてインターネットで注文して作ったのだが、結構、いい値段になってしまって人にやるのが勿体ないと思う。ヲレの使い方としては、よくあるばらまき型ではなく、今後、仕事上の必要と思われる人に渡すか、相手に求められるときだけである。実は、そんなに名刺が必要ではないかも知れない。精々そんなものの立場である。

だからだ、取り敢えず渡すときに恥ずかしくない程度の名刺だけは作っておこうというわけだ。

インターネットでの注文は簡単。デザインを選んで、フォームから必要事項を入力する。翌日にはPDFファイルで出来上がりが確認できるので、そいつを校正。良ければ、翌日には届く。ラクチンだ。

さて、届けられた名刺を何枚か配ったのだが、ある方に指摘された。TexってTelの事。???。ウワゥ、間違っているじゃん。その場の言い訳は、テレックス(telex)の略。ファックスにテレックス。お洒落でしょ!だって。どう考えても、無理がある。

で、今日の話題は名刺を作り間違えた、のではないのだ。久しぶりに見たなあ、と懐かしい TeX のことである。懐かしいと思いません?

ヲレはテフと読んでいた。テックともいう。具体的には、LATEX なのだけれど、用途は組版ソフト又は文書整形ソフトである。Windows なんぞ姿形もない MS-DOS の時代の話である。思いっきり文系の私には、コマンドを埋め込んだソースを作り整形するのに苦労した。Word、プロポーショナルフォント、写真画質プリンタが当たり前の今の時代、考えられない地味な作業であったと思う。でも楽しかった、そして、その出来上がりに感動した。

名刺にTeXなんぞと隠しコマンド的に埋め込まれているなんてお洒落じゃないかとも思ったほどだ。

書棚を探したら『LATEXトータルガイド』『LATEXトータルリファレンス』『LATEX美文書作成入門』の3冊が出てきた。おっー懐かしい。

LATEXトータルガイド

LATEXトータルガイド


LATEXトータルリファレンス

LATEXトータルリファレンス

楽しかったなあ、あの頃は。懐古趣味。

ちなみに、名刺は作成元にメールをしたら直ぐに作り直してくれて送ってくれた。感謝したい。元の名刺は破棄してかまわないとの連絡を受けたが、こうなると勿体ない。TeX が判る SE にでも渡してみようかな。シニスって知っていると聞いて、ウンウンと頷いてくる人限定だ(笑)。

名刺の注文したところは、ここ。親切にしてくれたから宣伝をしておこう。トラブルに対する対応はとても親切で早かった。