ブラックジャックによろしく 衝撃の事実

正式な書名(タイトル)がよく分からない。背には『公式ガイドブック ブラックジャックによろしく ホスピタル・クライシス 衝撃の事実』とあるが、なんだ。

ブラックジャックによろしく―公式ガイドブック (KCDX (1717))

ブラックジャックによろしく―公式ガイドブック (KCDX (1717))

原作の『ブラックジャックによろしく』は、読んだことがない。お金がなくて買えないので読めないというのを一般的にはその理由としてあげているが、本当は読みたいと思って手に取るけど怖くなって読むのを躊躇してしまっているだけかもしれない。

病は気から・・・ヲレはやたらと気が小さいので、こんな本を読んだら病院に行けなくなる。といいながらも、今日も病院に行って薬を貰ってきたのだが、確かにこの本がしつこく訴える、まさに象牙の塔の象徴的な医大と大学病院、地方病院などとの関係、そのとおりで実感できるところである。

この世界については、古いところでは、山崎豊子の『白い巨塔』や渡辺淳一の『白夜』などでリアルに描かれているが、あれから随分と立っているのに何も変わっていないところがもの凄く怖い。