乞食の子

もっと凄いのがこの本。

乞食の子

乞食の子

マネーの虎でさえ比較にならない実話で、台湾版の「おしん」である。

父親が全盲、母親が知的障害者で子どもが12人という家族の長男の手記。物乞いをし、犬の餌を食べ、墓場を寝床にするという逆境を、勇気と希望を失わずに生き抜いた血と涙の真実の記録。台湾で100万人が涙した書の翻訳。

東南アジアに旅行に行くと、日本の豊かさを実感するのだが、台湾もしかり。その台湾の中でも想像を絶する苦労をしている著者には、一度でも赤貧などという言葉を使った自分に土下座をしたくなる。申し訳なし。

これまたブックオフで105円で買ったのだが、定価で買うべきであったかと思いたくなるほど。改めて申し訳なし。