女文士

 林真理子だけは、絶対読まないぞと誓っていたのに、『女文士』という小説を、何となくついつい不本意ながら、ブックオフで105円で買ってしまった。買った後も、読まないぞと思い誓い無視をしていたのだが、やっぱり精神的に不安定だったのだろう、読み始めた・・・。

女文士 (新潮文庫)

女文士 (新潮文庫)

 が、結局大敗。途中で挫けた。ヲレは、買った本はかなりつまらない本でも99%読了しているが、こいつは駄目だった。どこまで読んだのか調べてみると、300ページ強の単行本で54ページのところに栞に使っている「浜名湖競艇 連勝式投票マークカード」が挟まっていた。6分の1しか耐えられなかった。これだけ読んで読者を引き込めない小説は、その先も知れている。

 なぜ読むことが出来なかったのだろうか。一つは、林真理子の容姿、存在自体が昔から好きではなかったことが、心のどこかで拒否反応を示しているからだ。その他の理由としては、この小説つまらない、ナニコレと林真理子の気取った執筆姿とつまらなさが頭の中を巡り、読んでいていて怒りが込み上げる。105円で買った林真理子のためにデバス錠飲むのも勿体ないっていうもんだ。

 いずれにしろ、化粧箱入りの単行本1800円。105円で買っても勿体なかったと後悔。105円というよりも、貴重な時間をつぶしたことに腹が立つ。