「超」リタイア術

野口悠紀雄著、新潮社刊、1200円。
まだまだ、リタイアには時が必要であるが、気持ち的には直ぐにでもリタイアをしたいと考えるしがないサラリーマンである。
リタイア術とあるので、如何に有効にその後を過ごすかが解かれているのかと思ったら、ほとんどが年金制度に対するご意見であり、大分期待はずれであった。
帯には「サラリーマンのための年金完全理解本」とあるのだが、インターネットで買ったので後で気がつく。要するに現在と今後の年金制度を考える中で、退職後を充実させるということであるが、あまりにも年金制度に対する強い思いが正面に出過ぎている。ただし、年金制度の矛盾点、問題点は良く理解できたので、それはそれで読んだ意味はあったと思う。
「超」リタイア術