脳死臨調批判 立花隆著

脳死を考えるに、あまりにも脳というものが不可解なものであるので、専門的知識の無い一般人はどうも敬遠してしまう。したがって、脳死臨調の報告などといってもなかなか目を向けない。けれども脳死はすべての人が関ってくる可能性があり、かつ、脳死判定は人間の生と死の一線をどこで引くのかという誠に人間の尊厳に関る事である。
著者は、この本の中でこの脳死判定基準を確立する脳死臨調の過ちを指摘している。私のような素人が読んでも理解出来るのでぜひ読んでもらいたい。お薦め度:85/100
脳死臨調批判 (中公文庫)