大晦日の夜の過ごし方

大した話題ではない。昨年末の大晦日の夜、紅白歌合戦がつまらないので、いつもとはちょっと変わったことをしたので記録しておく。といっても大したことではない(←しつこい)。除夜の鐘を撞きに行っただけ。

行った先は、高尾山石雲院、富士山静岡空港のターミナルの横にある。除夜の鐘は、通常108回撞くものだが、ここの場合は、サービス精神旺盛なので撞きたい人がいる限り撞かせてくれる。毎年300回程度らしい、煩悩の数、多過ぎね。テレビ放映される「ゆく年くる年」の様な趣はない。

しかも、この撞く棒(なんて言うのだ)が軽い。昨年の秋に撞いた奈良飛鳥寺の金の棒、おいっ、鐘の棒は重たくて荘厳だったが、石雲院のはヒョイ、コツンて感じ。まあ、音はしっかりとした除夜の鐘の音なんだけれども。ちなみに撞くには受付し番号札を貰って待つのだが、ヲレが貰った番号が42番。おー、死に番かよー。縁起物なんだから、こういう番号は抜いておいて貰いたい。(と、地元の方には伝えた。)

檀家の方により、けんちん汁と甘酒が庫裡で振る舞われる。甘酒は飲めないので、ヲレはけんちん汁を戴く。無料なのだが具材が豪華。ただし、里芋がない。火鉢の横でよばれたので暖かいことこの上なし。この時点で最高の大晦日ではないかと確信する。

囲炉裏もある。天井も高い大きな部屋なのに炭火を見ているだけで誠に暖かい。やっぱり日本人は火の民なのだ。

趣あり。こういうのを自宅に欲しいがそんなのは幻想で、毎日iPhone4と携帯電話とパソコンが手放せない生活をしていて何を言うかという感じ。たまにがいいのだよ、こういうのは。その他、ラーメンを食べたり(有料)、焼き芋をお土産に買ったりして、満足度高い。今年も行ってみようか。