エアポートフェスタ、お粗末だぞ、静岡県

どう贔屓目に見ても、「スカイ・レジャー・ジャパン&エアポートフェスタ2008in静岡(以下、エアポートフェスタ」は失敗だ。制限表面を超える立木問題もしかり、静岡県の能力に疑問を持つ。見込みというか見通しが甘くない?

確かに、人は集まった。開港延期という裏切りに近い行為の後にもかかわらず、これだけの人出はありがたいことだ。静岡県は県民に感謝をしなければならない。

しかしながら、富士山静岡空港の盛り下がりを象徴するような氷雨。追い打ちを掛けるような会場までの移動手段の見込み違いによる大渋滞と最悪のシャトルバス運行。雨は仕方がないとして、静岡県はお客様をどういう想いで迎え入れようとしているのか。本来だったら、(開港できなくて)申し訳ありませんと一人一人に謝らなければならない立場。1億1千万円も追加で税金を使うのだから。

どういう状態であったかというと、

  • 島田駅のシャトルバスに午前9時に乗って、会場に着いたのが午後1時。
  • 終了時間の午後4時になってもシャトルバスがお客を運んでくる。多分、乗ったのは昼頃か。
  • 周辺の渋滞は、終了時間になっても解消されない。ただ、我慢させるだけ。
  • 午後3時過ぎから、帰りのシャトルバス待ちが千人以上(多分)。氷雨が降る中、帰宅困難者の大量発生。大規模災害かあ。対応する手段なく、数時間の待ち時間。高齢者や幼児も多く、かわいそうで見ていられない状態。

会場のあちこちから聞こえてくる声だ。最後まで見てこないので判らないが、お客さんに対する扱いがひどすぎる。

ヲレは、朝刊で昨日の混乱した状況を知ったので、今朝は開場の1時間半も早く家を出た(自家用車)。無事、9時前には会場に着くことができたが、その時すでに渋滞が始まりつつあった。シャトルバスなど一人二人の積み残しというレベルではなく、何も考えていなかったとしか思えない状況だ。しいては空港建設に対する評価にも影響する由々しき出来事。こんなイベントをやっているような静岡県だからあんな立木問題も起こすのだなんてだ。

静岡県は、ぜったいに失敗が許されない開港イベントなのに失敗した。失態に失敗を重ねた。お粗末すぎ、静岡県。本当に怒れるぞ。心から反省をしなければならない。