武士道セブンティーン

武士道シックスティーン』の続編。

武士道セブンティーン

武士道セブンティーン

主人公の2人の高校生は、1年進級する。しかも、転校により離ればなれ。異質な二人の友情と剣道に対する想いは、遠い地に居てもいろいろなところでリンクする。

武士道シックスティーン』から続く2人を交互に登場させる構成はそのままで、安心して物語に集中することができる。前作よりもさすがにインパクトは欠けるが、先に先にと読者を飽きさせることがない。とにかく読んでいて気持ちが良い、そんな爽やかな小説なのだ。

ついでに、装丁も爽やかだ。栞ひもが紅白と洒落ている。もちろん、剣道の審判の旗の色を模しているもの。

2冊併せて借金しても購入すべし。

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