中高年からの最短作家修業

団塊の世代の大量退職を迎えている今、このタイトルに惹かれて購入してしまう人は多いのではと思う。確かに、この本の内容は、そういう退職(予備軍)サラリーマンをターゲットとした内容となっているのだが、案の定、このたぐいの書籍にありがちな何ら解決も方向性も導かないモノだった。

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いろいろなことがかか書かれているのであるが、最終結論は「すれば、できる」であって、具体的な筋道を示しているものではない。「一発当てれば」みたいな一攫千金もなんて煽っている一方で、最終結論はとても無責任な論法である。所詮、こんな本を購入しているあなたには大変ですよ、みたいな著者の冷笑も感じられたりもする。

改行がやたらと多くそんなところでページ数を稼いでいる構成でもあり、内容の薄い駄本であることは間違いない。