なぜ老兵は闘い続けるのか
何の本かというと、競輪。63才(執筆時)で現役の選手であった黄金井光良の競輪人生本。
なぜ老兵は闘い続けるのか―六十三歳 今なお現役にこだわる一競輪選手の哲学
- 作者: 黄金井光良
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 1997/12
- メディア: 単行本
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
競輪の面白いところは、若い人も一緒に走る中で、体力的に絶対不利な年輩選手が駆け引きと老練なテクニックで存在感をアピールすることができることろであるが、それにしても63才で現役というのは桁外れに凄い。
ちなみに、この本は競輪の入門書としても読むことができる。レース中の選手の心理や、練習の厳しさ、勝つための哲学など、あまりこういった書籍は見かけない。目次だけを見てもそそられる。
- 1ミリの隙間が勝敗を分ける
- 恐怖を乗り越えてこそ見えるゴール
- 逃げの気持ちが事故を起こす
- 集金場所はバンク
- 練習で負けるやつは実戦でも負ける
- 1年365日ペダルを踏む
など。競輪は格闘技だな。