大丈夫か、教育委員会

小学生の長男の国語の宿題。「全漢字音読」というプリントだ。要するに、漢字交じりの単文があり、それを正しく読むというもの。

長男は、夕食前、声を出して読み始める。ところが、この文章が可笑しいというかヘン。まず、問いかけがヘン。

つぎのぶんしょうを、こえをだしてよんでみましょう。

漢字の音読なのにどうして「ひらがな」なの。続いて、それぞれの単文。

一組の茶色の牛の角がおいてありました。

一体、どういうシーンを想像してよいのかわからない。牛の角が置いてあるってあれかな、水牛とか。

弟が何才か知りません。

短い文だが、いろいろ想像してしまう奥深い内容。兄弟は一緒に住んでいないのか、異母兄弟、生き別れ、会ったこともない・・・どうして・・・。似たようなパターンでは、

姉は午後に汽車で帰ってきます。

まあ、これはあるだろう。でも、前の弟のやつと続けて読まれると、これまたいろいろ想像しています。帰ってくる理由をね。次っ。

友は店の近くの公園で何回も歌を歌います。

ジャイアンかい。

遠くの海の絵が教室にある。

「遠くの海」というのがわからない。

台の上にあった、電池の多くは切れていました。

読みにくい。句点の使い方がヘンだからだ。ヲレなら「台の上にあった電池の多くは、切れていました。」と付けるだろう。で、トドメはこれだ。

父親の頭の毛は少ない。

わはははははは。音読の宿題なのだから、子供が家庭で読むでしょ。いくら何でもこれは配慮が無さ過ぎ。我が家でも、一瞬シーンとなった後、家族みんなで大笑い。笑える家庭ならいいが、いくらなんでもなあ。