田舎で暮らす!

昨今、団塊の世代の大量退職を迎える中で、スローライフとかふるさと回帰とか言って隠れ家的な「田舎」がブーム。

田舎で暮らす! (平凡社新書)

田舎で暮らす! (平凡社新書)

この本は、そんなブームにのって安易に田舎で暮らそうとする人へ、田舎暮らしの様々なマイナス点を指摘している。良い面、悪い面を述べているが、総じて「こんな大変なこともあるんだぞ」という覚悟を警告している。

ド田舎ではないか地方都市とまで言えな適度な田舎に住むヲレとしては、この本が指摘する内容は、いやさもあらんと納得することが多い。田舎と都会の中間的な感覚を持つ地域と世代であるので、それぞれの感覚が理解できるようだ。

ただし、地方に都会の理論・理屈・感覚をそのまま持ち込まれては困ると思うし、都合が良いときばかり田舎を評価するようなことはいかがかとも思う。田舎に移り住むなら、今まで都会の人間が地方都市や田舎を馬鹿にし、下に見て、批判してきたことの総括するくらいの覚悟が必要ではないか。

で、これ書いていて、これは田舎者のひがみであるなと思う。