うつうつひでお日記

大売れした『失踪日記』を執筆していた当時(2004年7月から2005年2月まで)の絵(漫画)日記。

うつうつひでお日記 (単行本コミックス)

うつうつひでお日記 (単行本コミックス)

失踪日記』は面白かったけれども、この『うつうつひでお日記』は、どうしようもなくつまらない。帯に書かれているとおり「事件なし、波乱なし、仕事なし」であり、単行本にする意味がない。

要するに、イーストプレス刊の『失踪日記』が大ヒットしたので、それにあやかろうと角川書店が二匹目のどじょうを画策しただけ。大体、出版社が違うのに表紙の色合いが同じなのがせこい。帯の文句も含め、続編だぞと騙そうという魂胆見え見え。一歩間違えば、才能ある吾妻ひでおの評価を下げてしまうぞ。角川書店、売れればいいというものではない。

自分的にも『失踪日記』を105円で購入、しかし、この『うつうつひでお日記』を新刊(1029円)で買ってしまったというだけでも悔しい。年に10冊も購入しない新刊書だ。勿体ない。