一平、かの子

岡本太郎の父母について書き綴ったもの。書き下ろしではなく、様々な雑誌などに投稿した随想などの集約だ。岡本太郎の理路整然とした文章が良い。

一平 かの子―心に生きる凄い父母

副題に「心に生きる凄い父母」とある。どの編もかの子が中心で、一平については、かの子に付随して描かれている。かの子の凄まじさも有名だが、太郎は、世間で言われるそれは違うという。芸術家として筋を通した家族から見れば、あれを当然とまで感じるのだろうか。

あてもなく生きているヲレから見れば、十分凄まじいと思うのだが。比較の対象としてならないのだが。