1974年の薬に思いを馳せる
昨日は、薬局で、痛み止めを処方してもらう。この薬局の店員というか薬剤師が怖いことを言う。
この薬は注意して下さい。1974年に開発されて以来、何も変わっていません。薬の効果以外は配慮してないから、そのまま飲むと胃が荒れます。かならずこの胃薬と一緒に服用してください。
1974年って30年以上前じゃん。
原子力船むつが放射能漏れを起こし、佐藤栄作にノーベル平和賞が贈られ、長嶋茂雄が引退(監督になる)し、アメダスが運用開始し、田中角栄首相が辞任した年ではないか。
ヒット曲は、小坂明子「あなた」、さだまさし「精霊流し」、森進一「襟裳岬」、フィンガー5「恋のダイヤル6700」。松井秀喜が生まれた年でもある。
驚くことに、未だに年に1、2回必ず聴くリリィの「私は泣いています」もこの年にヒットしている(笑)。
- フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』1974年(http://ja.wikipedia.org/wiki/1974%E5%B9%B4)
痛み止めと胃薬を10回分(計20粒)で480円というのも安い。ジェネリック医薬品って、こういうのかなとジェネリック医薬品検索サイト(http://www.kumayaku.or.jp/jyene/)で探してみるとヒットする。
なるほど。
それにしてもだ。調剤薬局の領収書を見ると、保険点数が記載されている。
- 調剤技術料 63点(処方されたのは両方とも錠剤だ。調剤しているとは理解できない)
- 薬学管理料 59点(印刷された説明書が渡される。それとも、あの恐怖の説明か)
- 薬剤料 39点(1点当たり3円の計算だから、約120円。20錠だから1錠当たり6円。確かに安い)
医療費負担、特に薬の代金は、いくらでも負担を軽くする方法はあると思う。業界が取り組めばだな。
碧い海が美しい。吸い込まれそうだ。