幻の南セントレア市

尾道からの景色

中部国際空港が2月17日に開港するが、この空港施設をセントレアと言う。「セントラル(中部)」と「エアポート(空港)」を合わせた造語である。
そんなことはどうでも良いのであるが、この南にある美浜町南知多町が市町村合併により名称を「南セントレア市」とすると決めた。しかし、住民の批判が殺到。数日後にこの決定を白紙に戻し、南セントレア市は幻となる。馬鹿馬鹿しい話である。
合併を協議する2町の合併協議会、レベルに低さには呆れるばかり。なぜなら、事前に市名を一般公募しているが、その中にはセントレアという名前はないのだ、応募した住民を無視にしている話である。合併協議会委員の中には、「遷都麗空」で「セントレア」と読ませるという案を出した輩もいるという。暴走族でもあるまいし。自分の戸籍に「南セントレア市」なんて文言が入ってきたときには泣きたくなりますよ。
で、筑波大学の谷川教授は、新市名を決めるときの5原則を掲げている。

  • ひらがな、片仮名は使用しない
  • 他の地域と識別できない名称は使わない
  • 東西南北は原則として使わない
  • 人名は評価が変わってくるので要注意
  • 濁音は二つ以上使わない

なるほどと思っていたら、今度は中央アルプス市?とやらが出来るそうだ。南アルプス市は既に存在しているが、隣同士でもあるまいし・・・。
市町村合併には疑問を持ちながらも賛成をするのであるが、しかし、常識の範囲内で事を進めないといかんね。合理化、効率化を目的とするなら、多少の不便や環境変化は我慢する。

空白となっていた旅行期間中の1日目(2月11日)分を掲載しました。
食い倒れ旅行(1日目) http://d.hatena.ne.jp/tipitu/20050211
ああ、一日のんびりしたいなあ。