村上智彦著『医療にたかるな』

古本で購入した財政破綻した夕張市の地域医療再生に取り組んだ村上医師の『医療にたかるな』を読了。村上医師は、地域包括ケア、ささえる医療の先駆者です。

f:id:tipitu:20141219235718j:plain

「たかる」の解釈はそれぞれだが、大なり小なりどこでもありそうなこと。夕張市は日本の地方の将来を先取りした形で破綻をしたが、その原因を遠慮ない言葉でずばりずばりと書き散らかしている。
自らの手で健康と安心を守ることを忘れた日本人・・・ギクリだよなあ、反省です。そして、「官」でも「民」でもない「公の精神」という考え、そのとおりだ。これからの地方が生き抜いていくには、こういう視点が必要であるというか、これしか無いのではないかと思う。

f:id:tipitu:20141219235806j:plain

ちなみに、夕張本(そんなカテゴリがあるのか。写真は『夕張問題』『村上スキーム』『限界自治夕張検証』)が大好きだったりする(笑)。勉強になります。