2012年2月の読書メーター

2月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1403ページ
ナイス数:218ナイス

あれ、5冊か?内、漫画が一冊。平行して読んでいる本が2冊あったのだが、それにしても。映画見たり、ギター弾いたり、ゴジラ作ったり、あれこれ手を広げすぎている感じもあるが、いいじゃないか。一冊一冊が心の中に染み渡るような本ばかりであったな。

BILLY BAT(8) (モーニング KC)BILLY BAT(8) (モーニング KC)
新しい刊がでるたびに既刊を読み返していたが、というか読み返さないと訳がわからなくなるほど伏線が多いので、今回も同じことをする。でも、大分、それぞれのテーマが繋がりつつあり、この刊は気持ち良く読めた。これからどうまとめていくか、お手並み拝見という感じ。面白い!
読了日:02月26日 著者:浦沢 直樹,長崎 尚志
気をつけ、礼。気をつけ、礼。
ニール・ヤングになってしまう「白髪のニール」はかっこいい。「泣くな赤鬼」は激しく悲しい。自分が学校の教師の年齢になって初めて判ること、教師が年をとって生徒が大人になった姿を見て初めて判ること、過去を思い返し、現在を見つめるタイムトラベルみたいだ。ヲレも、自分の子供を育て、親父を亡くして、この年齢になって判ることがたくさんある。学校の先生も一人の人間であり、実は自分たちと何も変わらない。生徒も先生も歳をとればそれが判ってくる。でも、その時では既に手遅れなこともある。『流星ワゴン』にも通ずるものがある。良書。
読了日:02月18日 著者:重松 清
石巻赤十字病院の100日間石巻赤十字病院の100日間
この本から得られる知恵・知識は貴重だ。東海地震の震源域に住む者として、備えられることはしておかなければならない。それによって、間接的にでも東北の方々のご苦労を少しでも和らげてあげることができるのでは。同じ轍を踏んでは申し訳ないと思う。多くの人に読んでもらいたい。石巻赤十字病院を初めとする被災地の状況を検証しなければならない。このように記録を残してくれた彼らに感謝したい。
読了日:02月14日 著者:由井 りょう子,石巻赤十字病院
流星ワゴン (講談社文庫)流星ワゴン (講談社文庫)
辛い話だねえ、それぞれ努力をしているのだけれど、なぜか転がり落ちるように破滅に向かっていく家庭、怖い。我が家も親父を3年前に亡くした。亡くしてから父親を凄く意識するようになったし、自分も父親として意識するようになった。子供の悩みも自分の事なのか自分の記憶と入れ替わってしまいような時がある。中2の娘も悩んでいる。この本を読んでいる途中で、頑張らなくてもいいよ、と声かけてしまった。やり直しが出来ない人生だが、ちょっと視点を変えればそう悪くはない人生にもなるのかもしれない。失敗を受け止めることかなあ。
読了日:02月09日 著者:重松 清
河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙
最後の「そもそも報道とはなにか」という言葉にあるように、震災報道だけではなく悲しみを伴う情報をどうするのかは、永遠の課題なのだろう。それぞれの立ち位置で評価が変わること。それは理解しているが、あえて言えば、この本の中で、スクープを手に入れた喜びが書かれていることは残念だ。素直と言えば素直であるが、受け入れられない人はいるだろう。悲惨な現場に出て行きたい記者の性についても書かれているが、やはりどこかにスクープ合戦に負けたくないという部分もあることは間違いない。では、そういう報道が必要ではないかと問われれば、
読了日:02月04日 著者:河北新報社

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