グランプリ
この人、もう自転車関係の本しか書かないのか。
競輪小説と言えば、誰それ関係なく手に取るのだが(金欠なのに単行本を買っちゃったよ)、意気込んで読んでみれば、業界紙の新人女性記者がちょろちょろ出てきて競輪の基本的な知識を述べさせたりしている。それが競輪初心者読者向けのサービスであろうが、結果的には無駄な枚数を増やし、実にウザイ。所詮、競輪についてそう簡単に理解できるものではないので、この話題の小説であれば、初心者を当てにしてもしかたがないのでは。
- 作者: 高千穂遙
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2011/06/23
- メディア: 単行本
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まあ、それらを除けば、割合、面白かった。オタクの選手とかチャラ男など、楽しい色に染めたキャラがいい感じ。かなり本格的に取材をしているので、普段見られない場内の様子などが描かれていて興味深く読める。
せっかくなので今週末は、少し投票してみようか。最近、静岡競輪に行っていないなあ。