O'Neill×PHILIPSコラボレーション ヘッドフォン THE SNUG SHO8800

フィリップスヘッドフォンマラソン第5弾は、デザイン性も重視したSHO8800。12月10日に発売されたばかり。アパレルメーカーO'Neillとのコラボレーションモデルで、かっこいい。SHO8801からSHO8803まで4デザインあるが、それぞれ特徴あってどれもよい。私のところに届いたのは、SHO8800で白と黒をシンプルにデザインされたもの。自分的にはこの4つの中で一番好きかな。

まず、パッケージングが丁寧。商品全体が購入前に確認することができる。

こんなタグも付いていて芸が細かい。タグの紐のデザインは、ヘッドフォンケーブルと共通したデザイン。

3列に見えるラインは、延長ケーブル。この商品は、商品自体だけではなく、パッケージングにこだわりを持たせている。ぐるぐる巻かれた状態より、絶対この方が良い。手間が掛かっている。

全体の姿がいい。派手なようで、白と黒を基調とし、ケーブル色も落ち着いた色で全体的にはシンプルで統一感あり。つやなどにプラスチック感はあるが、バリもなく面取りもしっかりされている。8000円弱の価格設定としては、標準以上。

ケーブルは、ヘッドフォンからは5センチ程度しか出ておらず、そこから先は、1.2メートルの延長ケーブルを使う。おまけに片側ケーブルなので、持ち運ぶ場合、バッグの中でケーブルが絡まることはないだろう。イヤーパッドはそれほど大きくないが、厚手のものであり、しっかり感がある。耳全体がすっぽりと中に入ってしまわないが、このしっかり感が耳を確実に捉え音漏れなどをかなり防ぐのではないか。

バンド部分は、サイズ変更が可能。頭のサイズ関係なく耳にぴったしにフィットできるようになっている。造りも丁寧で、安心感あり。ヘッドフォン全体を支える上部も柔らかく厚手のパッドになっているので、長時間の使用にも耐えられるだろう。

実際に音を再現してみると、インイヤーと比較してさすがに迫力ある。40mmのスピーカーから低音がパワフルに再現。こりゃいいわ。例えば、"We Will Rock You " Queen を少し大きめの音で聴いてみるとすごくわかる。ライブ会場にいるようだ。

テレキャスターの硬めの弦の音やボーカルの伸びやかな声も素晴らしい聞こえ。例えば、これ。"Why Don't You Want Me? " Roy Buchanan

アコースティックギターもいい。目の前で弾いているようだ。"Yesterday " The Beatles 美しいアルペジオポール・マッカートニーのボーカル、涙が出そうだ。

総評として。

  • 着け心地 ★★★★★(5/5)特に言うことなし。厚めのパッドとバンドのサイズ調整の柔軟さで、しっかりとした着け心地。音漏れも少なく、聴くことに集中できる。
  • 音質 ★★★★☆(4/5)とくに低音の迫力があり。音量を小さくすると低音に負けて中高音が堅く聞こえてしまう。本来の性能を引き出すためにはある程度の音量が必要か。全体的には悪くない。