逃亡日記

吾妻ひでお著『失踪日記』は非常におもしろく読んだのだけれど、この『逃亡日記』はそれを大きく補完する内容で、さらに良い。吾妻ひでおの全体像が判る。すべてインタビュー形式。

この力が抜けたやるせない雰囲気がたまらなく魅力的。人間って、こんな風でも生きていけるのかと感心する。当事者にとっては大変な事なんだろうけど、

ヲレが吾妻ひでおを知ったのは、角川書店の月刊雑誌『バラエティ』だった。新井素子との対談集『ひでおと素子の愛の交換日記』は、懐かしい。これからも頑張ってもらいたいぞ。