2005年のロケットボーイズ

ヲレのお気に入りの映画『遠い空の向こうに』の原作『ロケットボーイズ』が記憶にあるので、この書籍のタイトルを見たときに、多分亜流なんだろうなと最初から興ざめだった本。

2005年のロケットボーイズ

2005年のロケットボーイズ

読んでみてもそんな感じで、折角題材が宇宙工学なのに知的な雰囲気がしてこないし、つまらないオチや会話ばかりで、少年たちが目指している崇高なものと文体が一致しない。前出『ロケットボーイズ』の作者はNASAのエンジニアであるホーマー・ヒッカムで、映画も書籍も、自分でロケットを打ち上げたいという夢の実現がうまく描かれている。

似たような題材だけど、天と地の差がある。まあ、仕方がないか。ブックオフで105円。