本屋大賞

小説から離れて随分と経つ。書籍も書店で買わない。これでは、出版界の事情にも疎くなる。情けないことに、本屋大賞が『本の雑誌』の企画の一つだったとは知らなかった。『本の雑誌』は、季刊であったころから買っていたが、もう十数年ご無沙汰。発行人が目黒孝二でなくなったことも知らなった。

それで、先日購入した『本の雑誌』の増刊号で「本屋大賞2008」の特集。これによると今年の大賞は伊坂幸太郎著『ゴールデンスランバー』、次点は、近藤史恵著『サクリファイス』。どちらも読んだが、抜群に面白い。

さて、過去の本屋大賞の受賞作がこの増刊号に載っている。おおおっ、小説から離れているといっても結構読んでいるのではないか。本屋大賞など気にしていなかったのにねえ。2004年第2位の横山秀夫著『クライマーズ・ハイ』、2005年大賞の恩田睦著『夜のピクニック』、2006年第2位の奥田英朗著『サウスバウンド』、2007年大賞の佐藤多佳子著『一瞬の風になれ』など。

どれも傑作ばかり。この大賞の信用度、かなり高いぞ。