波のうえの魔術師

石田衣良、「いら」と読む。本名は、石平庄一。だから、「いしだいら」なんだ、納得。直木賞作家。売れている作家だけど、初めて読む。

デイトレーダーを題材とした読みやすい。古いところで桑原譲太郎のピカレスクものっぽいかな。『アウトローは静かに騒ぐ』見たいな傑作ではないのは、間違いないのだが。

石田衣良は、もう終わりにしよう。話題もないから・・・。

で、久しぶりに名前を思い出した桑原譲太郎。検索して見ると、公式ホームページなるものがある。実に素朴なサイトで、アクセス数も22058人と実に渋い。

そもそも、この人、誠に謎の作家であったが今はどうなのだろうか。過去の作品一覧を見てみるとかなりの出版数。こんなに書いているのか。『アウトローは静かに騒ぐ』の衝撃は20年経っても忘れないほどのもので、この本は、いまだ我が書棚に鎮座している。あれ以上の傑作は出たのだろうか。

ホームページでは妙なことを始めているし、マメに掲示板にも書き込みをしている。うむ、判らないことだらけ。譲太郎マガジンの購読を検討してみようか。