野生馬の谷

ジーン・アウル著、完訳版『エイラ:地上の旅人』の第2巻。上中下の3冊だ。ボリュームがある。850ページほどある。積んで7センチ。1冊の定価が2400円。とても新品は買えないのでAmazonマーケットプレイスで中古本を購入。半額ぐらいで買える。

野生馬の谷 (上) エイラ 地上の旅人(3) 野生馬の谷 (下) エイラ 地上の旅人(4)

この巻では、エイラは、初めて自分と同じ種族(クロマニオン人)と出会う。馬にも乗り、狩りもする。驚くことに、ケーブ・ライオンを育て、意思の疎通が可能となる。面白すぎ。

ちなみに、エイラ・シリーズは、児童書として意訳されたが、この完訳版では、大人の小説として訳されている。確かに、この本が図書館の児童書のコーナーに置かれることはないだろう(司書にそれなりの知識があえば、ということであるが)。さまざま知識と行動力で危機を乗り越えるエイラの姿は、便利を過ぎた現代の我々を反省させる良い材料なのであるが。