戦略です
少し前、幹部自衛隊員による「危機管理」についての講演を聴講する機会に恵まれた。興味津々。普通科連隊長、200人位の部下がいるとのこと。
最初の言葉がいい。
我々自衛隊は・・・
「我々」という単語の響きに軍隊を感じる。期待に胸をふくらませる。自己紹介、自衛隊の組織や任務などについて話がされ、いよいよ本題「危機管理」に入る。ここでの説明が素晴らしい。
我々自衛隊では、「危機管理」という言葉は使いません。自衛隊ではこれを「戦略」と表現します。
おおおおおっ、戦略ですか。戦うための策略。やはり、自衛隊は軍隊だと実感した瞬間だ。命令を重視する、幕僚の意志を酌み取りそれを実現するための組織と行動。勉強になる。危機管理など、なまっちょろいことを言っていては駄目だ、やはり何事も戦略。
- 明日、競輪に行きたいけど、家族サービスはどうしよう。
- 背中がかゆいけど、手が届かない。
- 仕事に行きたくない。
- 夜中に眠れない。
これらに対処することを、すべて「戦略」と位置づけ、任務を遂行する。何か一皮むけたような気がする。
注:写真は、内容と関係なく「上カルビ」