食い倒れ旅行(1日目)

tipitu2005-02-11

のぞみ700系で岡山まで快適な列車の旅。名古屋で買った名古屋コーチン弁当が極旨。
後楽園と宇喜多秀家が築城した岡山城を見学。後楽園は立派であるが、面白みがない。田と茶畑があったことが面白い。直ぐ隣にある岡山城はのっぺりとしてかっこわるい。風格を感じない造りにガッカリ。後楽園から岡山城に通じる橋(月見橋)が鉄骨で安っぽくせっかくの名所が台無し。
倉敷の景観保存地区。唐突に現れる綺麗な町並み。意外に狭くて時間を持て余す。屋根にニョキニョキと生えた草がシュールで魅力的。イイ感じだ。倉敷アイビースクエアの蔦の絡まる赤煉瓦は時代を感じさせる。よろしい。中はホテルにもなっているようで、一度泊まってみたいと思う。近代化ばかりがいいのではない。天ぷら蕎麦の昼食、そばつゆが透き通っていてびっくり。
尾道は坂の街。歴史と文化を感じる街である。ロープウエイで千光寺公園まで上がる。大した標高ではないのだが、しまなみ海道が一望。美しい景色にしばし絶句。急な坂道にへばり付くように密集する寺院や民家、歩くのみの細道、不便であるが故に生活感と暖かみを感じる。ここには人が住んでいるのだと。
広島市内に泊。夜はお好み焼きを食べる。満足なり。
ホテルで『実録鬼嫁日記』読了。帯には「理屈抜きの面白さ」とあるが「理屈抜きにつまらない」と言いたい。無闇に余白を取ったレイアウトには怒りをも感じる。