ライブドア、経団連会長語録、父子鷹

ベトナム製手作り宇宙人

ライブドアの日本放送株取得をきっかけに日本中が株式の仕組みに興味を持ちだした。一億総経済評論家状態。ヲレも毎朝、その辺の新聞記事を読むのが楽しみである。
いろいろなことが書かれ、報道されているが、素人ながら思うことは、やっぱり原則論というものを無視できないなと、何を持って常識とするのか冷静に判断をしないと、とんでもない結論を生み出すということ。今までの当たり前が必ずしも常識ではないということ、など色々思うことあり。
今日の日本経団連奥田会長語録

  • (カネがすべて、などと書かれた)著作を読むと、とてもついていけない感じ
  • 違法性はない。非難するばかりでなく、いかに若い世代とブリッジしていく(つながっていく)かだ。
  • 新世代・新人類と旧世代の相違が出ている。
  • 旧世代は残念ながら死んでいき、新人類が社会を担う、ということを旧世代は想定して考えを決めていく必要がある。
  • 新世代も、自分たちの規範を作ることが求められている。

うーん、納得いくなあ。トヨタは、富士のTOB(公開買い付け)に応じなかった。トヨタの株主の利益に反するということらしい。
今朝、一部の報道で流れた鹿内氏のコメント(売却を取り消したい旨の意向)が、夕方には完全に無視され、フジのTOBで25%確保の報道にすり替わっている。どこに行ってしまったのか。かつて日枝会長に追い出された鹿内氏の動向は、TOBによる目標達成に重大な障害になる情報なのに・・・。よくわからない、事実がどこにあるのか。

 父子鷹 子母沢寛著 新潮文庫

鳶が鷹を生んだで有名な勝小吉・麟太郎(後の勝海舟)親子の幕末物。主に小吉が魅力的に描かれている。単に資料に裏付された歴史小説というよりも、もっと人情味に溢れ暖かく仄々としたふうに、そしてあまり描かれることの無い小吉を主眼に置いているのが好ましい。子母沢寛はこの作品で菊池寛賞を授賞し、映画化も舞台化もされている。良質の時代小説。お薦め度:90/100