BILLY BAT / 浦沢直樹

このところ次巻の発売が待ち遠しいのが、浦沢尚樹著『BILLY BAT』だ。

現在、7巻まで発刊されているが、2ヶ月に一冊のペースなので、8巻の発刊は9月20日頃か。この人の漫画は、1巻ずつ読んではダメで、この『BILLY BAT』もそうだが完結してから一気に読むのが正しかったのではないかと後悔してしまう。それほど次が待ち遠しいし、もう少し言えば、7巻まで読んでもこの先どこまで話しが広がるか判らないほど謎が拡大している。ということは、完結を待っていてはいつになるか判らないという不安がある。

日本の戦後の復興、下山総裁、白州次郎、ユダとキリスト、伊賀の里、JFK、オズワルドと、登場人物も超豪華。フィクションとノンフィクション織り交ぜて、話しはどんどん拡大する。一体、どうなるのか想像もつかない。そんな中に小さなストーリが展開される。これがいいんだよね。ニューヨークの黒人の花嫁、白装束の集団、保安官、忍者の友情など。

一度手に取ればもう止まらない、やめられない。ああ、次を早く読みたい。