LaCie 3.5インチ 外付ハードディスク 1TB LCH-DB1TU と、初めてのTime Machine

Lacie(ラシー)はフランスの企業で、日本では2010年1月からエレコムがストレージ事業の協業・販売をしている。というのは後付の知識なんだけれども、この1TBのハードディスクがAmazon価格で6818円であれば、必ずしもBUFFALO製品でなくてもいいかなあと思ってしまう。製品クオリティが不明だが、ハードディスクという単純明快な機能と相まってこのシンプルなデザインに脳髄が反射的にポチる。

使い道は、iMac 27インチのTimeMachineでのバックアップ先のみ。WindowsからiMacに移行してから全くバックアップを取っていなかったので、かなり不安だったのでエイヤと重い腰を上げたもの。TimeMachine自体も初めてであったので、フランス製品初体験とあわせてドキドキの導入となる。

いきなり欧州仕様。電源アダプターの形状が違うので、付属のコンセントプラグを差し込む。

USB機器として認識されるとセットアップユーティリティが立ち上がり、OSの選択をするとそれに適したフォーマットがされる。Mac OSXの場合、Mac OS 拡張(ジャーナリング)フォーマット(HFS+)。最適化が終了すると、無事、デスクトップにマウントされる。

おー、フランス製、一安心。次にバックアップ。「システム環境設定」から、Time Machineの設定画面を立ち上げる。

まずは、ディスクを選択しなければならないので、外付けHDDのLaCieを「バックアップに使用」にする。後は、Time Machineが起動し、自動的にバックアップが始まる。

709,987項目 / 66.99GB のバックアップとなるが、10GBまで順調にバックアップが進んだところで、いきなり「機器のマウントが外されました」みたいなエラーがでて終了。えっ、えっとワケワカで動揺する。なんどかUSBケーブルの抜き差し、iMacの再起動などをしても、認識がしない。おーい、フランス製、どうなっているんだよーと半泣きで、あれこれ繰り返すと、あるとき再マウントがされる。やれやれ。

再度、Time Machineを起動。途中からバックアップを始めるが、しばらくして書き込みエラー。おいおい、まずいんじゃないのと一度中断し、頭の中をクールダウン。ハズレを引いたかなあと、若干、落ち込む。

気を取り直して、再度トライ。すべての機器の電源を落として、USBケーブルを抜き差しして、順番で電源を入れていく。おっ、LaCie HDD がデスクトップにマウントされる。ここで、Time Machineの中途半端なバックアップのゴミが残っているのがいやなので、OS XのDisk Utilityを立ち上げてHDDを再度初期化する。続いて、Time Machineを立ち上げ、最初からバックアップを始める。今度は、順調に進み、55分で終了。よかったー。多分、USBケーブルの差し込みが浅かったとかそういうことかもしれない。その後も、1時間ごとのバックアップがされ、今日で二日目。大丈夫じゃん。

以下、気がついたことなどを箇条書きで。

  • 付属のUSBケーブルが50センチほどしかなく、設置場所によっては取り回しが厳しい。余裕持ったラインがとれないので、今回のようなエラーも起きがち。せめて1メートル程度のケーブルがあった方が良いので、別に購入するを勧める。
  • LaCie HDDの筐体は、ピアノ鏡面仕上げなので、綺麗であるが、埃などの汚れが目立つ。時々、掃除が必要。
  • ファンレスなので静かだが、1時間に一回のTime Machineのバックアップ(差分)が始まると、キュイーン、カリカリカリという音はしっかりと聞こえる。iMacが静かすぎるので比較するのが酷なんだが。それ以外は無音。
  • パソコン本体との電源連動はしない。iMacの場合、使わない時はほとんどスリープの状態なので、LaCie HDDも青白いLEDランプが点いているだけ。気にしなければ良い。スリープ状態から解除されれば、すぐにディスクが動き出す。
  • バックアップ用のディスクと割り切れば、価格的にも性能的にも十分。本体のHDDと同時に壊れることは無いだろう。1TBの記憶容量、20年前にはそんな単位も知らなかった。夢のようだ。ちなみに、iMac本体も1TBのHDD。

もう、今年は設備投資はしないぞ。スキルアップとブログなどを含むデータ蓄積に励む。