親父の思い出、小学館『小学六年生』が休刊

87年間も発刊されてきた学習雑誌『小学六年生』が今月発売分(2月3月合併号)で休刊となった。

一時、どこの書店でも売り切れで入手困難になった。Amazonマーケットプレイスでも若干のプレミア価格となったが、現在、新品の入手が可能。

我が家では、昨年亡くした親父が、孫の長男が小学生になったときから『小学一年生』を毎月買ってきれくれた。頼んでもいないのに以来6年間それが続き、2つ違いの長女も同様で、親父が亡くなってからはお袋がその遺志を継いだ。毎月のささやかな贈り物。

実は、長女はこの休刊に合わせるように小学校生活に区切りをつけ、4月には中学校に入学する。そうすると、まさに今号が最後の『小学六年生』となるわけだが、手に入らない。どこの書店に行っても売り切れだ。年末、お袋から頼まれたヲレたちは、知ってる限りの書店を走り回り、ついに一冊、見本として展示されていた『小学六年生』を見つけ購入した。

なんとなく、亡き親父の小さな楽しみの一つを全うしたような気がして安心した。