ぼくはオンライン古本屋のおやじさん

本棚が満杯だけど捨てるのはイヤ、じゃ売ってしまおうという発想で、オンライン古本屋を始めた北尾ロト。ホームページの手作りから始めるところが凄い。まだ、日本ではアマゾンマーケットプレイスのサービスが始まっていない頃の話しだ。

古本屋巡りをして仕入れをし、古物商の許可を取って買い取りをする。利益を得るというよりも、好きな人に本を買ってもらいたい。だから、品揃えに拘る。売れれば良いではないところが、いいなあ。

とにかく楽しそう。もの書きという主収入があり、時間的制約もないから実現できるのだろうけど、ほんと羨ましい。こんな仕事したい。

そういえば20数年前、ヲレが就職する前に買った本は、コレ。

ジャックスの早川義夫

この本は、1982年刊「就職しないで生きるには」シリーズの第一弾だ。北尾ロトのタイトルもここからとっているのだろう。当時、ヲレ、就職したくなかったのだよね。なんとか就職しない方法はないかと真剣に考えた。往生際が悪いが、いまだに諦めきれなかったりする。どこかに夢は残しておきたいと思っているのだ。

早川義夫も23歳で書店員になり、早川書店を開店した。たぶん、北尾ロトも、憧れていたのだろう、本に囲まれて生活していくことを。そして、それを実現した。うらやましいなあ。