法多山、厄除だんご、千里眼

法多山の厄払い

神様仏様・・・なんていうのはあまり期待しない性分であるが、それでも最低限のお付き合いはしていかなければと思っている。神仏混合も甚だしいが、一方を粗末にする理由もないし、そんなものかと適当だ。
結婚式は仏式、正月はお宮にお参り、クリスマスは楽しみ、地鎮祭は宮司さんにお願いした。今年のヲレは後厄だ。本厄だった昨年の4月は、親父が吐血して救急車で運ばれた。今年の4月もヲレが救急車で運ばれる。厄というのはそういう年回りになったということだけだと思うが、やっぱり悪いことがあると気になる。
ちょっと遅いが、静岡県袋井市法多山(はったさん)に厄払いに行く。本当は尊永寺という名前があるのだけれど、ほとんどこの名前は知られておらず一般的には法多山ですべて通用する。

おおっ、情報が古いけど立派なホームページだ。大変だね、お寺さんも。
演出たっぷりの厄払祈願をしてもらい、名物の法多山だんごを100本ほど食べる。本当にここのだんごは美味しいね。
厄除だんご 法多山名物「くし団子」の由来(Webより)

法多山はその昔、神亀2年(725)聖武天皇の勅(みことのり)により行基上人が開山した高野山真言宗別格本山であり勅願定額寺の列に偶せられ、朝廷、武将の篤信を授け信仰、文化の殿堂として栄えた、特に法多山では、毎年正月江戸幕府の武運長久、天下泰平、五穀成就の祈祷を奉修し、祈祷ご符と当地名産品を献上する習わしであった。十三代将軍家定の頃(1854)門前に住する寺士八左エ門の発案による観世音名物団子が登城の土産に添えられたを始めとする。将軍家より「くし団子」と御命名賜り以来、一般参拝客の賞味するところとなり、俗に厄除団子と呼ばれ親しまれ今日に至る。

だと。法多山名物だんご企業組合っていうのもある。組織名に「名物」って入っているのも自信満々。まあ、そのとおりなのだけれど。

閑話休題

5月4日、ニュースで「ゴールデンウィークも後半になり」と言われると無茶苦茶悲しい。休日が一日一日減っていくのは精神衛生上良くない。休みなのにストレスが溜まる。その割には休日を有効に使っているとも思えない。何かやらなければという強迫観念がヲレを追いかける。

 ヘーメラーの千里眼

松岡圭祐著、小学館刊、1995円
やっぱり千里眼、岬美由紀だ。特に今回は、防衛大学校時代の青春を描いており読み応えがある。後半の戦闘シーンもじっくり書き込んでおり、迫力ある。おもいっきり右寄り思想であるが、不愉快ではない。
ストーリ自体は複雑ではなく、わかりやすい。ほぼ予想したとおり進展し、どちらかと言えば、岬美由紀の青春を描くためのおかず的な役割である。単純で明快であるが、細部まで書き込んでいるため、安直な感じがせず、どんどんと安心して読み進むことができる。初期の作品の勢いが復活したようだ。おすすめ。お勧め度:90/100
ヘーメラーの千里眼

【最後に、遅筆堂(tipitu)から切なる願い】
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