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 2013年4月の読書メーター

2013年4月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2214ページ
ナイス数:482ナイス

3月分のデータを単身赴任騒ぎで取得しわすれちゃった。ということで4月分。新しい環境の中で本を読むほど集中できなかったのだが、それでも後半は少し余裕ができたか。小説はおもしろいものなかったね。今月読んだものでは、なんといっても帰省先で読んだ吉田秋生海街diary』シリーズがよい。『月刊フラワーズ』に不定期連載されていて、現在5巻までコミック化されている。普通の家庭の普通の話であるが、なかなかのドラマが巧みに描かれていて、自分もどこかで経験しているような懐かしさを感じる。このシリーズは定点チェックをしないといけないな。
『研修医山田君・トリロジー』もブラック過ぎ。コミック化は奇跡としか言いようがない貴重本。もともと医療関係者しか読まない業界紙に掲載されていたので、こういう形でまとめられなければヲレのような一般人が知りようがないもの。『ナガサレールイエタテール』も凄いね。4月から被災地にいるのでこういう話はよく聞くのだが、でも一般の方が書かれるとやっぱりリアル。

海街diary 4 帰れない ふたり(flowers コミックス)海街diary 4 帰れない ふたり(flowers コミックス)感想
市井のどこにもあるような、でもそれぞれ事情を抱え悩みながらも生きていく強さみたいなものを感じます。とてもよいストーリです。吉田秋生、バンザイですよ。5巻に取りかかります。 (追記) ヒマラヤの鶴は、アルプス三大北壁冬季単独登頂を成し遂げた登山家長谷川恒夫の経験を元に書いたのかな。エベレスト8000メートル超で雪穴掘ってビバーグ中、夜中に鶴がエベレストを超えているのを見ている。ジェット気流に乗って超えるのだよね。
読了日:4月30日 著者:吉田 秋生
海街diary 3 陽のあたる坂道 (フラワーコミックス)海街diary 3 陽のあたる坂道 (フラワーコミックス)感想
『研修医山田君トリロジー』を読んだ後なので、医療現場があれなのだが、まあそれはそれとして、時がそれぞれの人間関係に油を注ぐようにこなれていく感じが心地よい。もちろん、人生、ひとそれぞれで、思うようにならないもどかしさや、いらだち、葛藤があるのだけれど、それも成長と運命なんだと思い知らされる。どこにでもある風景だが、鎌倉という土地のやわらかさと彼女たちの自然さが、物語を暖かくしている。逸品です。
読了日:4月29日 著者:吉田 秋生
海街diary 2 真昼の月 (フラワーコミックス)海街diary 2 真昼の月 (フラワーコミックス)感想
いいねえ、いいねえ、としか出てこないつまらない感想。素晴らしい物語ですよ。三姉妹+1人を取り巻く人々、複雑に絡み合った関係ですが、実に設定が巧い。すずが段々と大人になっていくのもいい。チカの元気にも癒やされる。すずの「見えないものが見えたときは得した感じがする」という感性に賛同。本当だよね、ちょっと真実に近づいたような感じがしたりする。さあ、3巻、一気に行こう(笑)
読了日:4月29日 著者:吉田 秋生
海街diary 1 蝉時雨のやむ頃海街diary 1 蝉時雨のやむ頃感想
マンガ大賞なぞ知らぬと思いながらも手に取ってみたが、いいじゃないですか。『岳』も同賞なんだよね。吉田秋生も20年ぶりくらいに読んだよ。とてもいい話、細かいところで気が利いている。 超ベテランなのに時々デッサンおかしいと思うところがあって気になる。特に男性の首。どう考えてもそこに顔(頭)はないだろと。女性の場合は髪の毛でごまかせるが男性の首はしっかりと骨格を考えないと違和感あり。例えば、87ページ中段左の先生の首とか。とにかく首が甘い。 キャラの設定が絶妙、巧い。2巻、3巻も買って来ちゃった。
読了日:4月28日 著者:吉田 秋生
研修医山田(じゃまだ)君・トリロジー研修医山田(じゃまだ)君・トリロジー感想
これは凄い。多少、医療現場を知った人間としては、ブラック過ぎてリアルで思わず笑ってしまう。でも、笑っていられないのが現実で、政治がしっかりしないと大変なことになる(なっている)。世の中、我が儘になりすぎている。よく人に言う言葉が「じゃあ、貴方はなにで死にたいのですか」です。生命って、いずれ士を迎えるのだよね、早かれ遅かれ。その苦しみを、あるいはその時期をある程度調整するのが医者で、神様じゃないのだよ。運命とかそういうのをしっかり受け止めないとダメ。万能の医者はいない。医者も普通の人間でなんだよな。
読了日:4月28日 著者:茨木 保
モンスター (幻冬舎文庫)モンスター (幻冬舎文庫)感想
ネタとして、また、展開として、概ね想定内に収まっていて、面白味も驚きもない。それにしても整形って怖い。人の価値観って何?ということを考えるなあ。美に対する追求は悪でもないし、それぞれ個人の価値観なんだろうな。責めることはできない。
読了日:4月28日 著者:百田 尚樹
和菓子のアン (光文社文庫)和菓子のアン (光文社文庫)感想
そんなに面白いかっていうのが素直な感想。読書メーター「心に残った本」ランキング1位ということであるが、読書メーターで登録する人は若い人が多いだろうからこういう軽めのものが上位にいくのかな。私のように単身赴任で家のローンと家族を抱えている年代からすると、こんなの現実的じゃないのだよね。アンちゃんのキャラ設定はいいけど、後はありきたりで、漫画の世界じゃん。わからん。
読了日:4月13日 著者:坂木 司
ナガサレール イエタテールナガサレール イエタテール感想
これはリアルだな。普通の家庭が経験した大震災。同じような経験をされた方が何万人もいると思うと、何の不自由もなく過ごしていることは申し訳なく思う。なにかできないかと思い、今年1年は被災地に支援に来ている。東北に来て避難所を訪れてみれば、まさにこの本で語られているような状況が当たり前にある。現地に来れない方、この本を読んでみて貰いたい。この本に書ききれないことや気持ちは多々あると思われるが、でもその一端だけでも知ることができる有益な本。ぜひ、読んで貰いたい。
読了日:4月9日 著者:ニコ・ニコルソン
『海江田ノート』原発との闘争176日の記録『海江田ノート』原発との闘争176日の記録感想
海江田万里の言い訳じみた記録だが、立場としての主張は記録として貴重か。管総理との関係、特に総理大臣としての意思決定についてかなりリアルな書き方をしているが、守秘義務的なところでの疑問がある。まあ、リアルなんだけれども。でも、これは原発事故に興味があるのであれば読んでおくべきかな。
読了日:4月4日 著者:海江田 万里

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