福島県相馬野馬追の御行列
7月28日に行われた相馬野馬追の御行列です。これだけは見なければと朝から出かけました。いや凄いですよ、本気モードがひしひしと感じられ、被災地にあって伝統と意気込みが嬉しいです。
こんな感じで、アスファルト舗装の普通の県道を行列します。行列が終わると、馬糞で汚れ蹄鉄で傷が付いた道路となります。両側歩道ですが、思ったよりも観客が少ないと感じました。歩けないほどでも写真を撮るため場所取りするほどでもありません。何カ所かで解説の放送をしているので、その近くにいると良く判ります。説明が簡潔で適切です。
延々と800メートルほどの行列になります。通り過ぎるのは、1時間半程度でしょうか。今年は日差しが弱くて観覧としては最高な環境でした。
桜井南相馬市長です。普段は眼鏡を掛けていますが、やはり甲冑姿には似合わないということで外しています。凜々しくて似合っています。甲冑などは、プラスチックの作り物ではないので、迫力あります。
所々で行う市長の口上です。かっこいい、ちょっと感動しました。
母衣武者です。母衣武者は目立つので戦場などでは伝令などが多いのですが、ここではどうなのでしょうか。行列の一騎一騎すべてに役割(役職)がついています。例えば、先頭組頭、軍者、御使番、御先乗、侍大将などです。
山車も出現です。こういうのがくると神事の一つだと感じます。相馬太田神社、相馬小高神社、相馬中村神社のお祭りです。
女性や子供も条件付きで参加ができます。
伝令が前方から戻ってきて侍大将に報告をしているシーンです(たぶん)。こういうちょっとしたイベントがあって、見ていても飽きません。かなり本気モードで戦国時代の再現という意味では雰囲気バッチリです(←表現が軽いですが)。
戦国絵巻、井伊の赤備えなど武田の騎馬武者は有名ですが、実際にこんな武者が本気モードで攻めてきたら怖いですよ。馬、大きいし(笑)。ちなみに野馬追の馬は、ほとんどがサラブレッドなのでスタイルがよくかっこいいです。
法螺貝も吹いちゃいまして、この音色、日本人の心の奥の何かが呼び起こされるような感動があります。いいですよ。
2012年版ですが、なかなかよくできた映像です。ということで、かなり稚拙な表現でしたが、これは一見の価値があります。このような機会を与えてくれた関係者に感謝いたします。