もう年度末、秋に観た映画の備忘録

忘れてしまいそうなので、秋に映画館で観た映画の記録を備忘録として記載をしておく。

09/26 The Lady アウンサン・スー・チー ひき裂かれた愛

スー・チーさん役が本物みたいで、現実と映画の区別が付かなくなる。

これほど長い間、家族と別れて政治的信念のために戦っているスー・チーさんに感動。政治家とはこうあるべきか、ここまで犠牲にするのかと思うが、こういう方がいるからミャンマーの民主化が進んでいる。でも、まだまだ現在進行形。平和ボケの日本ももっと注目しなければならない国。※浜松cenema e-ra

10/04 プンサンケ

複雑な関係の韓国と北朝鮮であるが、この間(38度線)を自由に行き来する男の話。

正直、結局何を主張したいのか判らなかったのだが、エンターテイメントとしての映画と観れば十分楽しめる。※浜松cenema e-ra

10/14 かぞくのくに

これは良い映画だった。北朝鮮から帰ってきた兄を迎える在日家族の物語。日本という国の幸せさと北朝鮮という国の愚かさ、またその立場立場で動かざるを得ない人たち。この関係から悲劇は生まれるけれども幸せは生まれない。

安藤サクラがたまらなく魅力的で素晴らしい。母親役の宮崎美子がスーツを持たせるシーンには、正直、涙が出た。切ない物語。ぜひ、かの国を語る前に観て貰いたい映画。※浜松cenema e-ra

10/27 最強のふたり

家人が福祉施設に勤めている。障害者と健常者との関係について問題提起している映画。

実話だというが、実際にはなかなかこうはいかないだろうな。それぞれの人間性をどう尊重するかであるが、やっぱり基本は同じ人間であり平等という考え方がなければならないだろう。上になっても下になってもダメ。対障害者だけではなく、人と人との関係すべてに言えることだと思う。やさしくなりたい。※藤枝CINE PREGO