サツキとメイの家 (2) 水回り・主屋部分1の組立て

まずは、水回り部分の組立て。

壁は基本的に2枚貼り合わせになるが、そこに多分、白壁の部分を接着する。小さな部品で、クシャミをすれば紛失をしそうだ。丸い錠剤は、ヲレが愛用するリピトール錠、直径6ミリ。

アルテコの速乾アクリアで点付けする。ピンセットで一つ一つ丁寧に接着する。

四方の壁パーツ、天井リブを組み立てる。ガラス部分には、裏側からプラ板を貼っておく。

若干、失敗気味だが良しとする。0.1mm単位の精度を求められる。

主屋部分の屋根構造。このリブパーツは、接着剤は不要で差し込む形になるが、オス側に返りが付いているので一度差し込みをしたら抜くことはできない。成型精度が高く、カチッと入り、強度はかなりある。とは言え、紙であるので力加減が難しい。

リブパーツの組み立て、完成。気持ちがいい精度のパーツだ。

裏側から見たところ。

複雑な形状の主屋の壁パーツ。2枚重ねの構造だが、貼り合わせる場合には抜けている部分に接着剤を付けない工夫が必要。0.5mm(紙の厚さ)分を、ずらしたりするので微妙な位置関係になる。接着剤を付ける前に、何度も貼り合わせのリハーサルをする。向きも間違えたら大変、やり直しがきかない。ヲレは、接着剤を点付けするところに、シャープペンシルで印を付けることにした。

貼り合わせる前に、リハーサル。印を付けた点が見えなければ合格。

本番、アルテコ・速乾アクリアで慎重に接着剤を載せていく。

ピンセットを使って慎重に重ね合わせる。貼り合わせた直後なら0.1mm単位の微調整が可能。事前に基準になる合わせ目を確認をしておくこと。

主屋の壁を順次、取り付けていく。わずかなズレが全体を歪ませるので慎重に取り付ける。コツとしては、接着剤は控えめにするのが良い。後に濡れ縁になる部分。映画の記憶が無いが、この縁の下からトトロが出入りしていたとのこと。しっかりとその部分も再現されている。あっ、でも、濡れ縁の戸はガラスだけではなく障子じゃないか。拘るなら裏に紙を貼っていくのだが。

実写版の建物でも再現されている。こだわりだなあ。この本は『サツキとメイの家のつくり方』という実に興味深い本。愛知万博で実際に建てられた時のリポート本。面白い。

サツキとメイの家のつくり方

サツキとメイの家のつくり方

主屋1の完成。実は、貼り合わせの裏表を間違えているが、すぐに気がついてやり直し。しっかり見れば判るが、最小限の被害に食い止めた。緊張感を持たないと、必ず失敗する。まだ、先は長い。