山口組概論
あの山口組の成り立ちから現在に至るまでの概要書。新書なのでそれなりのボリュームでしかないが、かえって簡潔に書かれているので素人にはわかりやすくて丁度いい。副題が「最強組織はなぜ成立したのか」とあるが、合法・非合法であろうが、目的が何であろうが、組織の在り方・進化を問うものとしては興味深い。
- 作者: 猪野健治
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/12
- メディア: 新書
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そういえば、港に関連する仕事をした時に、海荷企業の方と港湾事業について話をしたことを神戸の荷役事業のところ読んでいてまず思い出したよ。海荷の方、とてもいい人だった。宴会なんかものすごく楽しかった。その時に激しく感じた港湾事業の独特の縄張り意識と勢力図、あらためて理解できたような気がする。
それにしても、単純に「阪神大震災とボランティア」の項を読んで、感動して良いのか自問している。清水の次郎長も森の石松も相談だけど、任侠の世界ではこういうことがあるのだよね、時によっては。ヲレ、単純だから自分に出来ないことは素直に喜んでしまう。
ああ、もう2月なんだ。