ホンダ新型インサイトの後方視界、バックカメラの必要性

LASIK手術をして視力が回復し、静岡に戻ってきたとき、バス停まで同居人に迎えにきてもらった。そこで、初めて裸眼で見たホンダ・インサイトの姿がこれだ。

ガクシッ。orz...

バックをして電柱と接触。接触した瞬間に停止すればいいのに、そのまま進んだようだ。「後方左右が見えないんだもん」が、その理由。見えないことが判っているのであれば、見える方法を考えればと思うのだが、仕方がない。4人家族の定額給付金がそのまま修理代金に。あーあ。

確かに、インサイトの後方視界は良くない。そんなことは織り込み済みではないか。そもそも、バックするには、後ろを振り向く必要がない。車には、サイドミラー、ルームミラーが付いている。おまけにヲレのインサイトには、リア・カメラ・システムまで備わっている。いたれりつくせり(「いたせりつくせり」ではないよ:蛇足)ではないか。

では、検証。

右後方を覗いたところ。見えないわけではない。

ルームミラーからの後方視界。これに期待するのは酷だ。後方から追走する車の存在確認程度かな。夜の場合、リアガラスの間にあるバーが、後方のヘッドランプの高さになり、まぶしさが軽減されて良い。

バックの際にもっとも重要な運転席側のサイドミラー。インサイトのサイドミラーは、大きくて見やすい。このミラーには、間違いなく電柱が見えていたはずだ。電柱に擦ったのは、見ていなかっただけである。このミラー越しに、電柱とボディに1ミリでも隙間があれば、つまり後方の景色がわずかな隙間から見えていれば、絶対に擦らない。そういうものなのだ。

助手席側のサイドミラー。車体の形状のためか、こちら側のミラー越しだと、駐車帯のラインが見にくく、見やすくするため下にすると後方視界が悪くなる。高さが足りないのか。ハイエース・レジアスがそうだったが、上下半分が屈折ミラーになっていれば良いと思う。

と思って、アクセサリーカタログを見たら、リバース連動ドアミラーというオプションがあった。セレクトレバーをRに入れると、助手席ドアミラーが自動的に下向きになるというもの。13,650円なので、これはオプションに加えた方が良いかもしれない。

セレクトレバーをRに入れると、ナビ画面がリア・カメラ画像になる。カラー画像だ。視界も広く、夜間も明るくてとても見やすい。黄色のラインが奥から、3m、2m、1mとなり、点線が50cmだ。

この駐車場のような場合、

  1. ルームミラーで後方確認
  2. セレクトレバーをRに入れ、リア・カメラ画像でバック開始
  3. サイドミラーを時々見ながら、電柱や隣の車などとの距離を確認
  4. リア・カメラで角度・位置を微調整しながらバック
  5. ほぼまっすぐになった時点で、サイドミラーで向きを微調整しバック
  6. リア・カメラで50cmラインまでバックして停止

で充分。後ろを振り向く必要なし。インサイトの場合、リア・カメラ・システムは必須だと思う。本当に便利だし、安心料としては高くない(←活用しれくれればだが)。障害物センサーより有効だと思う。両方あれば間違いないが。

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