ホンダ新型インサイトでiPodを接続する方法、iPod用カーオーディオケーブル
インサイトのホンダ純正ナビ(Honda HDD インターナビシステム)は、iPodダイレクト接続が不可能とカタログでは表示されている。事実、できない。ところが、インサイトのアクセサリーカタログを見ると、USBアダプターを介して可能だと記載がされている。(次のとおり)
お手持ちのiPodやUSBデバイスの音楽を、車内で再生する際に必要なアダプター。iPod、USBデバイスの操作はナビ本体で行えます。
できるんじゃんと思いつつも、
- 本体 7,350円
- 取付アタッチメント 7,350円
- バスコード2P 3,150円
セット合計17,850円以外に工賃・・・萎えるなあ。USB端子くらい用意しておけよって感じなのだが、しかたがない。しかたがないので、今まで使っていたFMトランスミッターSUNTAC FMIP-307(http://d.hatena.ne.jp/tipitu/20081103/p1)を継続使用していた。
ところが、インサイトになってから、非常に雑音が気になるようになった。不定期にジジッと雑音が入る。困ったことに再現性がなく、原因追及が難しい。FM電波を使っていることから、雑音は仕方がないのかもしれないが、それでも苛つく現象だ。
いい方法がないかと情報収集していると、次のような有益な情報が・・・。
ブライトンネットはiPod用カーオーディオケーブル「Car Audio Direct Cable for iPod」(BI-CAR5V/BK)を4月28日より販売開始する。価格はオープンで、実売想定価格は5480円。
iPodのDockコネクタから音楽を引き出し、3.5ミリステレオミニあるいはRCAからカーオーディオへ入力できる変換ケーブル。シガーライターソケットからiPodの駆動/充電が行えるほか、リモコン機能も搭載しており、付属リモコンでiPodの操作も行える。
幸いにして、インサイトにはAV入力端子が標準で用意される。おおおおっ、このオーディオケーブルを使えば、iPodを直付けできる。システム的には、次のとおり。
恐らく、雑音もなくなる、音質の劣化も少なくなるだろうということで、速攻で注文したら発売日に自宅に届いた次第。
楽天のブライトンネットのサイトから購入した。
[rakuten:jism:10361204:detail]
RCA変換ケーブルのメッキなどが上品で美しい。早速、取付作業に取りかかる。
アクセサリーソケットからの電源供給とAV入力端子に接続した状態。
ケーブルなどは、充分な長さがあり、取り回しは自由にできる。
iPod touchには、専用コネクタを接続。液晶があり、作動状況と温度が表示される。リモコンの受信部にもなる。
最後に、ケーブルの取り回しを整える。試行錯誤を重ね、取り敢えずこんな形にまとめる。iPodホルダーがあれば、もっとスマートになるのだろう。インサイトのインパネは、曲面ばかりで取り付けられるところが少ないのだけれど。
リモコンは、マッチ箱くらいの大きさ。リモコンからは、
- 次の曲へ
- 前の曲へ
- 音量を小さく
- 音量を大きく
- 停止/再生
- iPodのON/OFF
が可能。音量については、ナビオーディオ自体の音量がハンドルに付いているオーディオリモートコントロールスイッチで操作できるので、あまり必要がない。
ちなみに、AV入力端子に接続したものは、オーディオソースとしては「ビデオ」になるので、インターナビシステムでは、「ビデオ」を選択しておく。映像端子には接続しないので、当然画像は表示されない。地図画面かエコ情報でも出しておけば良い。
仕様がよくわからない上に使い込んでいないので、まだ不明確なのだが、取り敢えず現時点での注意点。
- インサイトのアクセサリーソケットは、エンジンスイッチを切れば電源供給もストップするようだが、iPodのバッテリーを使ってiPod自体は再生を続けてしまうようだ。したがって、エンジンを切ったときには、リモコンでiPodをOFFにする必要がある。
- iPodをOFFにしておいても、次回エンジンを掛けると、iPodは再生を始める。したがって、他のオーディオソース(テレビとかFMとか)を選択した場合でも、iPodが再生し続けている場合があると思われる。(iPodをリモコンでOFFにする必要あり)
うーん、ちょっと残念。電源供給がストップすればiPodも電源がOFFになればよいのだが、どうもそういう仕様のようだ。(現在、詳細を確認中)
でも、音質はクリアになったし、雑音は一切入らないし、iPodへの充電もされる。リモコンでのスキップも本体を操作しなくても可能など、メリットも大きい。現時点では、これがベストとヲレ的には考えている。
5/2追記
エンジンを切り、キーを抜いた状態では、アクセサリソケットから電源供給がOFFになったもにも関わらず、専用コネクタ部とiPodの電源は切れない困った仕様。したがって、iPodは、自身のバッテリーを使って無音で再生を続けるので、リモコンスイッチ(CHANGEボタン)でOFFにする必要がある。この作業をすると、専用コネクタ部とiPodは完全にOFFになる。
エンジンを掛けたときは、専用コネクタ部はOFF(作動していない)、iPodは前回電源を切った時の状態であるが、再生はしておらず一時停止状態。リモコンスイッチ(CHANGEボタン)を押すと、専用コネクタ部の液晶画面が表示され、iPodも再生を再開する。iPodは、前回の再生していた曲の途中から、かつ、シャッフル設定なども継続するので、この点は問題がない。
いずれにしろ、エンジンのON/OFFに連動してiPodのON/OFFまで制御がされる仕様になるべきだと思う。というか、開発した人は、自分では使ってないじゃないのと疑いたくなる仕様だ。オーディオ直付けによる音質改善は目を見張るものがあるので、今後の改善に期待したい。
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