積ん読と本の読み方、こだわり

日々、本を読んでいないわけでもないが、読むスピードよりも買ってくるスピードの方が早いのでどうしても溜まってしまう。

積ん読(つんどく)」という言葉があるが、そんなもの積んでおいても読めるわけではないので、あまり好きな言葉ではない。どんどん読んでこの山が減っていくのは快感であり、逆に増えていくのはストレスとなる。

本を読むことは義務ではないのでストレスに感じることはないのだが、基本的に上から読んでいくので、読みたい下の方の本になかなか到達しないのはストレスとなるのだ。買ってきた本を上に積み重ねるのをやめればいいのだが、どうしても目新しい本から読み始めてしまう。

通常、数冊の本を平行して読んでいる。どうしてそうなってしまうかというと、

  • 細切れで読める単行本(風呂で読んだりもする)
  • 持ち出しが可能な本(新書など)
  • じっくり読みたい本(長編の小説)
  • 考えながら読みたい本(『効率が10倍アップする新・知的生産術』とか)
  • すぐに読みたい本

こんなパターンがあって、それぞれ読み始めるので平行読みとなってしまう。後で読み始めたのに以前から読んでいる本を追い越してしまうことなど頻繁にある。こういう読み方をしていても、慣れてしまえばそれほど困ることはない。きちっと切り替えが出来ればよい。

本を読むに当たって普段から心がけていることは、「職場で読まない」こと。だから職場でニッチな時間に本を取り出して読むことはない。「私は読書が趣味です」とアピールしているような気がして抵抗があるのだ。

スタンスとしては「本を読んでいるようでないけど、実はたくさん読んでいようだ」、みたいなイメージ。本を読むことは趣味とかいう特別なことではなく、日常生活の一部としてあるだけで、食事をするのと同じレベルで考えたい。ひねくれているね。

ついでに言えば「読書」という言葉も好きではない。「趣味:読書」・・・履歴書の定番であるが、ヲレはそうは書きたくない。うっすらと残っている記憶では「趣味:乱読」と書いたような気がする。

いろいろ書いたが、実際のところ、それほど威張れるほど本を読んでいる訳ではないので、どうでもいいことなのだが、とにかく職場では読まないようにしている。