ステイト・オブ・ウォー

フォークランド紛争を扱った映画。題材として珍しい。フォークランド紛争は、1982年のアルゼンチンと英国との戦争で、2ヶ月後にはアルゼンチンが降伏。ヲレは、空対艦ミサイル「エグゾセ」により被弾する艦船の映像程度しか記憶にない。

映画は、アルゼンチン側からの視点で描かれていて、悲惨そのもの。アルゼンチン軍の陸上部隊は、小銃のみ抱え、飢えと寒さと上官の暴力でズタズタになり、敗走する。そこには、死を背負って戦争をしていることの意味はどこにも見いだせない。この映画のテーマも、結局は犠牲になるのは国民であり末端の兵士であるということだ。

B級映画らしく、派手な戦闘シーンもなくお金が掛かっていないという映像ばかりであるが、ちょっとフォークランド紛争について理解できたので、それが収穫ということか。