家を建てる際の注意事項

雲なり

早いもので家を新築して5年の歳月が経過した。

まだまだ気の遠くなるような借金が残っているわけだが、やはり自分の帰る場所、くつろげる場所があることは心強い。
シャレにならないほどの高い買い物であるので、真剣に間取りやら色々考えるのだが、やはり経験不足で、実際に生活しているといろいろ不満・後悔が出てくる。

そこで、これから新築をする方のために、注意事項などを記載してみる。

  • 脱衣所(洗面所兼用)は広い方が良い。我が家は1坪(2畳)なのだけれど、最低1.5坪(3畳)は欲しい。まあ、そこに洗濯機を入れるかどうかにもよるけど、梅雨時や荒天時、花粉症がきつい時など外に洗濯物を干さない場合、除湿器を使って、脱衣所に干すのだけれど、狭すぎて、非常に大変。自分で干してみるとよくわかる。家を建った後の生活パターンをよく想像して検討するとよい。
  • 脱衣所・浴室には、洗濯物を干すバー(棒)を最初から取り付けて貰うと良い。必ず家の中で洗濯物を干すことになるので。※我が家は対応済み(重宝している)
  • 外構は建築時に施工しておく。家を建ってローンの支払いが始まると、もう外構費用まで手が回らず、何も出来ない。少し大変であるが、外構費用まで見積もった上で全体経費を経常すべき。おかげで我が家の庭は、草木一つもない無機質な空間になっている。何となくサムイ。
  • 照明のスイッチは、目に見える範囲の部屋の照明がすべて消せるようにしておく。生活を始めた後をよく想像して、動線を考え、どんな行動パターンの時に何をするのかをよく考えておくべき。
  • 情報化対策は建築時に対応しておく。我が家は対応済みであるが、自分の部屋から家中の部屋に放射線状にLANケーブルをCD管の中に這わせる。将来どんな利用をするか判らないが、取り敢えずLANコネクタからインターネットへの接続ができるようにしておく。リビングには2系統這わせた。インターネットは、パソコン以外にも家電に繋げる可能性が高くなってきている。余裕を持って対応しておく。CD管を使うと、将来のケーブルの張り直しの時も対応できる。家を建ててから壁に穴を開けたくないもんね。
  • コンセントはこれでもかというくらい沢山付ける。私の部屋などはものすごい数のコンセントがあるが、やっぱり足りない。たこ足になっている。ちなみに私の部屋のコンセントは、パソコンテーブルの高さに合わせてコンセントを設置した。そうすると、ケーブルが床に付かないので掃除が楽だし、差し替えも楽ちん。
  • オール電化。慣れてしまうともう戻れない。安全だし。
  • 子供部屋のコンセントは、建築時に施工しておく。建築時にはエアコンは使用しないけど、将来エアコンを使う可能性がある部屋には、エアコンを取り付けるであろう高さの所にコンセントだけは施工しておくと金も掛からなくて見栄えも良い。※我が家対応済み。
  • 風呂の選択の条件は、掃除しやすさを最優先に。
  • 吹き抜けや大広間も良いけど、冷暖房の効率を考えたものを。
  • 収納場所はいくらあっても足りないということはない。我が家も子供の成長と共に段々と収納物が増えてきている。

まだまだ、いろいろあるのだろうけど、お金を掛ければいくらでも立派で満足できる家が建てられるだろうし、やっぱりそこは身の丈にあったものを作らなければ、後の生活が悲惨になる。
やっぱり家は3度建てなければ、満足のいくものにならないかも知れない。
(デキルカ!)